貴方は2010年代に大流行したvaporwave をご存知ですか?
vaporwave とは一体何なのでしょうか?
「vaporwave」という言葉は、日本語に訳すると蒸気波です。vapor=蒸気 wave=波から来ています。何だか蒸気の波に包まれているようなもやもやぼんやりした感じがする音楽ですね。
今回は、おもちげん様のvaporwave ゆっくり解説、賢者の販促様のヴェイパーウェイヴ、ゆっくりcore解説様の【vaporwave】インターネットカルチャーゆっくり解説を引用しながら解説していきます。
vaporwave ゆっくり解説/おもちげん
(この動画では、vaporwaveを時折「バボーウォブ」と発言してますが、正確には「ヴェイパーウェイブですのでお間違いのないようお願いします)
ヴェイパーウェイヴ/賢者の販促
【vaporwave】インターネットカルチャーゆっくり解説/ゆっくりcore解説
(この動画では、vaporwaveを時折「バボーウォブ」と発言してますが、正確には「ヴェイパーウェイブですのでお間違いのないようお願いします)
◎vaporwaveの音楽性
vaporwaveの音楽はサンプリングを多用して作られます。
よくサンプリングされるジャンルは、
・80〜90年代のAOR
・テレビのCM
・ショッピングモールのBGM、elevator music 等が多いです。
vaporwaveの音楽は、
・サンプリングを細かく刻む
・スロー再生
・音質をわざと劣化させる
・音源同士を一緒に流す
・刻んだ音源を使って音楽を再構築
等の手法を多用して作られています。
◎vaporwaveのビジュアル
vaporwaveのビジュアルは、
デザインにおいてのヴェイパーウェイヴは、以下のような特徴があります。
1.紫や水色、ピンクを基調としたネオンカラー
2.グラデーション、レトロなグラフィックス
3.曇りや霧、夜景、都市風景や遠近感のあるグリッドの背景
4.無機質な彫刻やローポリゴンCGの使用また、ヴェイパーウェイヴは、80年代のポップカルチャーやテクノロジー、日本のアニメやビデオゲームなどからも影響を受けており、そのノスタルジックな雰囲気も特徴の一つです。
(文字色変更及び太字筆者)
vaporwaveについて解説している動画や記事を見てみると、vaporwaveは好景気に沸く80〜90年代の大量消費社会に対する批評的視点が在るとよく言われています。
カラフルなパステルカラーの色調と、様々なビジュアルのコラージュで構成されたvaporwaveのポップなビジュアルは、今ではすっかり様式美になってますね。
ビジュアル面に関しては、vaporwave=蒸気波とは無関係みたいです。
どうでもいい話ですが、vaporwaveのビジュアルはくるくる回ったりバイクで走る猫ミームを連想させますね。猫ミーム自体vaporwaveと親和性が高いのでしょうが。
Oiia Oiia cat
バイク猫
バイク猫
◎私がvaporwaveを知ったきっかけ
私は、vaporwave についていつ知ったのかは忘れてしまいましたが、Especiaの『くるかな』に夢中になっていた時に色々と調べていたらvaporwave について書かれた記事を見付けました。
くるかな/Especia
つかみどころがないVaporwaveとかいうジャンル/心の耳で聴け
私はこの記事を読んで初めてvaporwave なるサブカルチャーを知りました。
20世紀中期〜末期の人間が考えたような懐かしいのに近未来感を覚える、明るいのにどことなく冷めた感じがするビジュアルと音楽に、時間が溶けるような虚と実が入り混じったような不思議な感覚を覚えてvaporwaveに興味を持つようになりました。
これからこの『高坂凪穂の音楽紹介』というブログでは、vaporwaveについての記事を書いていきますので宜しくお願いしますね。
今回はvaporwaveについての軽い挨拶みたいな記事でした。(上手く締められなくてごめんなさい)
vaporwaveは、YouTubeや音楽サブスクで検索すると沢山のプレイリストが出て来ますので、お好きな曲を是非聴いてみて下さい。
ちなみにくるかな/Especiaのレビューはこちらに有りますので、読んで頂けましたら嬉しいです。
【追記】
この記事が出た後にゆっくりホビー様のVaporwaveとは?【ゆっくり解説】という動画が出ました。中々興味深い内容ですので、こちらも是非お薦めします。
アイキャッチのCGはこちらを使用しました。